
事故車どこに運ぶ?5つの移動先と費用レッカー手配の方法を徹底解説
突然の事故、お怪我はございませんか。
動かなくなった車を前に、頭が真っ白になり「この車、いったいどこに運べばいいんだ…」と途方に暮れていらっしゃるかもしれません。
初めての事故であれば、パニックになってしまうのは当然です。
でも、ご安心ください。
この記事を読めば、あなたの状況で今すぐ何をすべきかが明確に分かり、落ち着いて行動できるようになります。
まずは運搬先の選択肢全体をまとめた比較表で概要を掴み、その後で各選択肢の詳細、レッカーの手配方法、費用について詳しく見ていきましょう。
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事故車の主な運搬先5つの選択肢を徹底比較【比較表】
事故車を運ぶ先の主な選択肢は、以下の5つです。
それぞれの特徴を把握することで、より冷静な判断ができます。
まずは一覧の比較表で全体像を掴んでください。
運搬先 | 費用目安 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
修理工場・板金工場 | 比較的安い | 費用を抑えられる・修理の自由度が高い | 技術力に差がある・土日祝が休みの場合も | 修理費用を抑えたい人・特定の修理を依頼したい人 |
正規ディーラー | 高め | 純正部品で安心・質の高いサービス・メーカー保証 | 費用が高額になりがち・修理に時間がかかることも | 車の価値を維持したい人・安心感を重視する人 |
自宅の駐車場 | レッカー代のみ | 保管料が無料・じっくり検討できる | 移動や手続きは自分で行う必要がある | 軽微な損傷で自走可能な人・修理先をゆっくり探したい人 |
一時保管場所 | 保管料が発生 | すぐに移動先を決めなくてよい・24時間対応が多い | 保管料がかかる・保管期間に制限がある | 夜間や休日で修理先の連絡がつかない人 |
廃車買取業者 | 無料の場合も | 修理費用が不要・手続きを代行してくれる | 車を手放すことになる | 損傷が激しく修理が高額な人・乗り換えを検討している人 |
事故車の運搬先5つの選択肢 メリット・デメリットを詳解
比較表で大枠を理解したところで、各選択肢のメリットとデメリットをさらに詳しく見ていきましょう。
ご自身の希望や状況に最も合うのはどれか、具体的にイメージしながら読み進めてください。
選択肢1 修理工場・板金塗装工場
修理工場や板金塗装工場に運ぶメリットは、以下のとおりです。
- ディーラーに比べて修理費用を抑えられる傾向がある
- 予算に応じてリサイクルパーツを使うなど柔軟な修理に対応してくれる
- 外車や塗装など、特定分野に特化した専門工場を選べる
一方で、以下のようなデメリットも存在します。
- 工場によって技術力や設備に差がある
- 信頼できる工場を自分で見つける必要がある
- 土日祝日は休業している場合が多く、緊急時に対応できない可能性がある
これらの特徴から、修理工場・板金塗装工場は次のような人におすすめです。
- とにかく修理費用を安く抑えたい人
- 懇意にしていて信頼できる工場を知っている人
もし懇意にしている工場がない場合でも、保険会社の担当者に相談すれば、提携している優良な修理工場を紹介してもらえることがあります。一度相談してみることをおすすめします。
選択肢2 正規ディーラー
正規ディーラーに運ぶことには、主に次のようなメリットがあります。
- メーカーの基準に沿った質の高い修理が保証されている
- 修理には必ず純正部品が使われるため安心感が高い
- 新車保証などが適用される場合がある
ただし、次のようなデメリットも考慮する必要があります。
- 修理費用が町の修理工場に比べて高額になる傾向がある
- 修理に使う部品が純正品に限定されるため、費用を抑える選択肢が少ない
- 修理の順番待ちなどで、車が戻ってくるまでに時間がかかることがある
これらの特徴から、正規ディーラーは次のような人におすすめです。
- 新車や高年式車など、車の資産価値を維持したい人
- 修理の品質や安心感を最優先したい人
多少費用がかさんでも、メーカーの看板を背負った安心感と、車の価値を守れるメリットは大きいでしょう。特に購入して間もない車の場合は、まずディーラーに相談するのが定石です。
選択肢3 自宅の駐車場
一度、自宅の駐車場に運ぶメリットは以下のとおりです。
- 保管料がかからず、追加費用を心配する必要がない
- 事故の興奮が冷めてから、落ち着いて修理先などを検討できる
- 複数の修理工場から見積もりを取る時間を確保できる
その反面、以下のようなデメリットも発生します。
- 修理や廃車にする際、再度レッカーを手配する手間と費用がかかる
- 公道を走れない状態の場合、駐車場で場所を取り続けてしまう
- 修理や保険会社とのやり取りなど、すべての手続きを自分主体で進める必要がある
これらの特徴から、自宅への運搬は次のような人におすすめです。
- 損傷が比較的軽く、一旦冷静になって考えたい人
- 修理先を複数の候補からじっくり選びたい人
ただし、これはあくまで一時的な措置です。保険会社への連絡は忘れずに行い、今後の流れについて相談しながら、落ち着いて次の行動計画を立てましょう。
選択肢4 レッカー会社や保険会社提携の一時保管場所
夜間や休日など、すぐに運搬先を決められない場合に役立つ一時保管場所には、次のようなメリットがあります。
- 24時間対応していることが多く、深夜・休日の事故でもすぐに車を移動できる
- その場で運搬先を決める必要がなく、翌営業日まで時間的な猶予が生まれる
利用する際には、以下のデメリットにご注意ください。
- 一定の無料期間を過ぎると、一日ごとに保管料が発生する
- 保管期間には上限が設けられている場合が多い
- あくまで「一時的」な場所なので、最終的な運搬先を結局は決めなければならない
これらの特徴から、一時保管場所の利用は次のような人におすすめです。
- 深夜や連休中に事故に遭い、修理工場などに連絡がつかない人
- どこに運ぶべきか、その場ですぐに判断できない人
まさに「困った時の避難場所」と言える選択肢です。ただし、保管料が発生する前に最終的な運搬先を決められるよう、翌営業日には必ず関係各所に連絡を入れるように心がけてください。
選択肢5 廃車買取業者
損傷が激しい場合に検討したい廃車買取業者には、次のようなメリットがあります。
- 高額な修理費用を支払う必要がなくなる
- 面倒な廃車手続きをすべて無料で代行してくれることが多い
- 事故車であっても、状態によっては買い取ってもらえる可能性がある
- レッカー代無料で引き取りに来てくれる業者も多い
もちろん、車を手放すことになるという最大のデメリットがあります。
- 修理して乗り続けるという選択肢がなくなる
この選択肢は、特に次のような人におすすめです。
- 車の損傷が激しく、修理費用が車両保険の金額を上回ってしまった人
- 事故をきっかけに、車の乗り換えを検討している人
修理を諦める決断はつらいものですが、事故車を専門に扱う買取業者に依頼すれば、想像以上の価格で引き取ってもらえる可能性も十分にあります。まずは無料査定を依頼してみることから始めましょう。
【ステップ別】事故現場からレckerを呼ぶまでの正しい手順
運搬先の候補が決まったら、次は実際にレッカーを呼ぶ手順です。
慌てず、以下のステップに沿って行動してください。
ステップ1 警察と保険会社に連絡する
まず何よりも優先すべきは、警察(110番)への連絡です。
これは法律上の義務であり、保険金の請求に必要な「交通事故証明書」を発行してもらうためにも必須です。
次に、ご自身が加入している自動車保険の事故受付窓口に連絡します。
保険証券やスマートフォンのアプリなどで連絡先を確認しましょう。
保険会社の担当者が、レッカーの手配も含めて今後の流れを指示してくれます。
ステップ2 レッカーを手配する
レッカーの手配方法は、主に3つの選択肢があります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
手配先 | 特徴・メリット | 注意点 |
---|---|---|
保険会社のロードサービス | ほとんどの自動車保険に無料付帯。 保険会社への事故連絡の際にそのまま依頼でき、最もスムーズで安心。 |
特になし。第一選択肢として推奨。 |
JAF(日本自動車連盟) | 会員であれば手厚いサービスを受けられる。 保険のサービス範囲を超える場合に有効。 |
会員でない場合は費用が割高になる。 |
民間のレッカー業者 | 基本的には上記2つで対応できない場合の最終手段。 | 料金体系が不明瞭な業者に要注意。 |
ステップ3 レッカー業者に情報を正確に伝える
レッカー業者から折り返しの連絡が来たら、以下の情報を落ち着いて正確に伝えてください。
事前にメモしておくとスムーズです。
- 氏名と連絡先
- 車の車種と色、ナンバー
- 事故が起きた具体的な場所(住所や目印になる建物など)
- 車の損傷具合(例:前方が大破、タイヤが動かないなど)
- 運びたい場所(修理工場名、自宅住所など)
事故車のレッカー移動にかかる費用は誰が払う?料金相場と負担者を解説
レッカー移動にかかる費用の相場と、その費用を誰が負担するのかを、以下の表で分かりやすく解説します。
レッカー費用の料金相場
費用項目 | 料金相場 | 内容 |
---|---|---|
基本料金 | 1万円~2万円程度 | レッカー車が出動するための基本の料金。 |
けん引料金 | 1kmあたり700円~1,000円程度 | 車をけん引して運ぶ距離に応じて加算される料金。 |
作業料金 | ケースバイケース | 脱輪・横転した車の引き上げなど、 特殊な作業が必要な場合に発生する追加料金。 |
多くの場合、ご自身の自動車保険に付帯するロードサービスを利用すれば、一定の距離まではこれらの費用が無料になります。
費用負担のケース
負担ケース | 解説 |
---|---|
自分の保険でカバー | 自動車保険のロードサービス無料範囲内であれば自己負担なし。 範囲を超える場合も、特約でカバーできることがある。 |
相手方の保険から支払われる | 相手に100%の過失がある事故の場合、レッカー費用も相手方の対物賠償保険から支払われるのが一般的。 |
自己負担になる | 保険が使えないケースや、無料サービスの範囲を大幅に超えた分は自己負担となる。 |
費用のことで不明な点があれば、自己判断せずにまずはご自身の保険会社に相談することが最も重要です。
【要注意】事故車の移動先選びで失敗しないための3つの注意点
パニック状態で判断を誤ると、後で思わぬトラブルに繋がることがあります。
以下の3つの点には特に注意してください。
注意点1: 現場に駆け付けたレッカー業者に安易に任せない
事故現場には、警察無線などを聞いて駆け付けてくるレッカー業者がいることがあります。
親切そうに見えても、安易に依頼するのは危険です。
法外な料金を請求されたり、提携する修理工場へ無理に誘導されたりするケースがあります。必ず保険会社かJAFを通じて手配しましょう。
注意点2: 保管料が高額にならないか事前に確認する
修理工場や一時保管場所に車を預ける際は、保管料について必ず事前に確認してください。
「修理するなら無料」「○日目以降は1日××円」など、料金体系は場所によって様々です。
確認を怠ると、後で高額な保管料を請求されるトラブルになりかねません。
注意点3: 保険会社に連絡する前に勝手に決めない
良かれと思って自分でレッカーや修理工場を手配してしまうと、後で保険が適用されない可能性があります。
事故後の対応は、すべて保険会社の指示を仰ぎながら進めるのが鉄則です。
自己判断で行動する前に、必ず「保険会社に相談してもよいでしょうか?」と一言確認しましょう。
事故車の運搬に関するよくある質問
最後に、事故車の運搬に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. レッカー移動中、車に同乗できますか?
A1. 安全上の理由から、原則としてレッカー車(けん引される事故車)への同乗はできません。法律(道路交通法)でも禁止されています。レッカー車の助手席に乗せてもらえる場合もありますが、基本的にはタクシーや公共交通機関などで別途移動する必要があります。この交通費も、保険の特約でカバーされることが多いので確認してみましょう。
Q2. 修理工場に運んだ後、修理しないことにしても大丈夫ですか?
A2. はい、大丈夫です。修理見積もりを取った結果、高額であれば修理をやめて廃車にする、あるいは別の工場に依頼するという判断も可能です。ただし、その場合、見積もり作成料や車を移動させるためのレッカー代が別途発生する可能性があります。搬入する前に、修理しない場合の費用について確認しておくと安心です。
Q3. 車を移動させた後の手続きはどうすればいいですか?
A3. 車を移動させたら、次は保険会社との本格的なやり取り(過失割合の決定、保険金の支払いなど)や、修理または廃車の手続きが始まります。相手方との交渉や書類の準備などが必要になりますので、保険会社の担当者と密に連絡を取りながら進めてください。
まとめ
この記事では、事故で動かなくなった車をどこに運ぶべきか、具体的な選択肢と手順を解説しました。
突然の事故で動揺されていたと思いますが、この記事をここまで読まれたあなたは、もう次に何をすべきか理解し、冷静に行動できるはずです。
最も重要なポイントをもう一度お伝えします。
- まずは安全確保、そして警察(110番)と保険会社に連絡する。
- どこに運ぶか迷ったら、この記事で解説した5つの選択肢をもう一度確認する。
- レッカーの手配や修理工場の選定は、自己判断せず必ず保険会社に相談する。
この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、適切な次の行動への一助となれば幸いです。
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